白癬菌が居ないのに、爪白癬
昨年の10月のブログで書いたように、
足の爪が変色して、変形もしているため、気にしていた。
時々、痛みを感じることもあるので。
爪の根元に段差ができていて、色合いも白っぽい黄土色になってきたので
家の近所のクリニックへ診せに行った。
そこは、内科の他に、皮膚科も標榜していたので。
医師は、ちらっと1mほどの距離から、一目見ただけで、
触ることもなく、「爪白癬、いわゆる爪水虫ですね。」と言った。
そして、
「塗り薬では治せないので、飲み薬になります。
3ケ月から6カ月ぐらい飲み続ければ、下から新しい爪が伸びて来て治ります。
ただ、飲み薬は肝臓を悪くすることがあるので、血液検査をしておきましょう。」
と、血液の採取を看護師に命じた。
私は、「水虫じゃないのではないですか?爪の変形で。」と反論したが、
否応なく、血液検査の注文カードが作成されていった。
そして、血液検査は献血の時にやるから、要らないんだけどなぁと思いながら
血液検査を受けた。
「血液検査結果は、明日以降取りに来て下さい。」と医師は言った。
薬の処方はされなかった。
帰宅してから、Webで爪白癬について調べてみた。
確かに、爪白癬は外用薬では治りにくいので、内服薬を服用することや、
内服薬で肝臓を悪くする副作用が出ることがあるので、
服用中は、1~2ヶ月に1回血液検査を受けて、医師の管理のもと
治療を進めることになることなどが書かれてあった。
そして、爪に白癬菌(カビ)がいるかを調べるため、真菌検査や培養検査が
行われるとも書いてあった。
「あれっ、真菌検査してないのに、爪白癬だと診断されて、
薬を飲むの前提で、血液検査もされちゃった。」
「もし、真菌検査で、爪白癬じゃなかったら、
肝臓を悪くする薬をずっと飲み続けることになるの?」
それは、おかしいでしょうと、怒りがわいてきた。
そこで、次の日、先のブログの時に診てもらった皮膚科へ行った。
こちらでは、
「変形したまま、昨年から爪が伸びているだけで、どこも悪いとこはありませんよ。」
と言われた。
そこで、別の皮膚科では、爪白癬と診断され、副薬前提の血液検査されたことを
話して、真菌検査をしてもらった。
医師は、念のためということで、検査をしてくれた。
「やっぱり、陰性です。白癬菌は見つかりませんでした。」
私は、挨拶をして帰って来た。
爪白癬と言われてから、家族に感染させてはいけないと、
スリッパやマットなどを頻繁に変え、いろいろ大変だった。
でも、違うということになったので、とても気が楽になった。
次の日、近所のクリニックへ行って、受付で
「今日は、血液検査の結果を取りにいらっしゃいと言われたから来たが、
別の病院で爪白癬ではないことが分かった。
取りに来た血液検査は、爪白癬治療薬が肝臓を悪くすることがあるため
検査したものであり、爪白癬でないことが判った以上、薬を飲む必要はなく、
検査する必要も無かった。針を刺されて痛い思いをすることも無かった。
必要の無い検査結果の説明を受けるために、再診料を請求されるのは
納得がいかない。」
と伝えた。
すると、受付から診察室にいる医師に連絡してくれ、
「診察料は要らないので、診察室に入って話をして下さい。」ということになった。
医師はどこで検査したのか聞いてきたので、
病院名は言わずに、真菌検査を受けたら白癬菌が見つからなかったと伝えた。
医師は、
「真菌検査で見つからないこともあるから気をつけて。
血液検査結果を持って、そちらの病院で相談してください。」と言った。
私は、
「あなたは一目見ただけで診断したけれど、もう一方の医師は、
見て、触って、真菌検査して、違うと診断したんだ。
診断した材料としては、あなたの方が少ない。
百歩譲って、真菌検査が信用できないとしても、
目視と触診した医師の方がたくさんの情報で診断したと判断できる。」と
心の中で思っていたが、何も言わずに帰って来た。
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